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イントロ

周期現象を三角関数で捉える

波の四要素を場面から取り出す

潮位、回転、季節変化のような繰り返しは、中心値、振幅、周期、開始位置を決めると三角関数で近似できます。式の係数を現実の単位へ結びます。

定義

周期現象の三角関数モデル

教科書では
一定の中心のまわりを同じ周期で上下する量を、正弦または余弦関数で理想化した式です。
言いかえると
最大と最小の平均が中心値、差の半分が振幅です。周期Tなら角は時間Tで2π進むため係数は2π/Tです。時刻0が最大ならcos、中心を上向きに通るならsinが使いやすくなります。
公式

周期現象の基本形

最大から始まるモデル

中心D、振幅|A|、周期Tで、時刻pに最大または最小となる波。

  • 中心値
  • 符号付き振幅
  • 時間単位付きの周期
  • 基準となる時刻
使うときのコツ

時間Tで角が2π進むよう係数を決める

解くコツ

中心、振幅、周期、時刻0の位置の順に読み、sinかcosかを選びます。

図解周期的な波形に中心線、振幅、1周期、基準時刻を重ねて四要素を示す図
波形の中央へ中心線D、中心から最大までの縦矢印A、山から次の山までの横矢印T、開始点pを重ねます。式の四つの記号と図の測定箇所を対応させます。
手順

モデルを作る手順

  1. 1

    最大値と最小値から中心値を求める

  2. 2

    最大値と最小値の差の半分を振幅にする

  3. 3

    同じ状態へ戻る時間を周期Tとする

  4. 4

    角の係数を2π/Tにする

  5. 5

    時刻0の位置からsinかcosと位相を選ぶ

要点

式を作った後に場面へ戻す

モデルの値は理想化された予測です。潮位には複数の周期や気象条件が影響し、気温も完全な正弦波ではありません。測定単位と対象期間を確認し、実測値との差があり得ることを述べます。最大・最小の時刻も式から読み、観測データの山と谷におおむね対応するか確かめます。

  1. 1

    周期Tを角の係数へそのまま入れない

  2. 2

    最大・最小から中心と振幅を分ける

  3. 3

    時刻の単位を係数とそろえる

  4. 4

    単一周期モデルの限界を確認する

場面
12時間周期で平均3 m、振幅1 m、時刻0で最大の潮位を表す。
順に考えると
中心値D=3、振幅A=1、周期T=12です。時刻0で最大なのでcosを使い、角の係数は2π/12=π/6です。したがってQ(t)=3+cos(πt/6)です。
ここが結論
潮位モデルは3+cos(πt/6) m。時刻6では最小2 mになります。
注意

周期12を角の係数12にしない

確認

確認テスト

Q1

周期8秒の正弦波sin(Bt)について、正の係数Bはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    中心は最大・最小の平均、振幅は差の半分

  2. 2

    角の係数は2π/周期

  3. 3

    開始位置でsin、cos、位相を選ぶ

  4. 4

    単位とモデルの適用範囲を場面へ戻して確認する

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