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イントロ

三角方程式・不等式

基準角から範囲内のすべての角へ

同じ三角関数値を取る角は周期ごとに繰り返します。一つの角だけで止めず、象限と指定範囲を使って解をすべて集めます。

定義

三角方程式・不等式

教科書では
未知の角を三角関数に含み、値が等しい、または大小関係を満たす角を求める式です。
言いかえると
単位円では同じx座標・y座標をもつ終点を探し、グラフでは水平線との交点や上下の区間を探します。最後に、問題で指定された角の範囲だけを残します。
公式

基本解と周期

正弦の方程式

単位円で同じy座標をもつ二つの終辺を、周期2πごとに表す。

  • 一つの基準角
  • 任意の整数

正接の方程式

正接は周期πなので一つの基本解からπごとに繰り返す。

  • 正接関数の周期
使うときのコツ

指定範囲がある問題では一般解より範囲内の角を列挙する

解くコツ

基準値、象限、周期、指定範囲、端点の順に確認します。

図解単位円上でsinθが1/2以上になる上側の弧と、境界のπ/6と5π/6を示す図
水平線y=1/2と単位円の交点を境界として、sinθ≥1/2となる上側の弧を端点込みの太線で示します。右の手順カードと図内ラベルを分離して読み順を明確にします。
手順

解を漏らさない手順

  1. 1

    右辺の値に対応する基準角を求める

  2. 2

    三角関数の符号から該当する象限を選ぶ

  3. 3

    一周期内の解または区間をすべて書く

  4. 4

    周期を使って必要な範囲へ広げる

  5. 5

    指定範囲の端点と定義されない角を確認する

要点

方程式と不等式の図を使い分ける

方程式は単位円上の交点という離散的な角、不等式は値が条件を満たす弧やグラフの区間として現れます。不等式では境界角を求めた後、その間の代表角で成立する側を確かめます。

  1. 1

    等式は点、不等式は区間

  2. 2

    等号があれば境界角を含む

  3. 3

    周期ごとに同じ解の形が繰り返す

  4. 4

    tanでは漸近線を除く

場面
0≤θ<2πでsinθ≥1/2を解く。
順に考えると
sinθ=1/2となる境界はθ=π/6と5π/6です。sinは単位円のy座標なので、その間の上側の弧で1/2以上になります。等号を含むため両端も解です。
ここが結論
解はπ/6≤θ≤5π/6。指定範囲内では一つの連続した区間です。
注意

最初に見つけた一つだけを書かない

確認

確認テスト

Q1

0≤θ<2πでcosθ=−1/2を満たす角はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    基準角から該当する象限をすべて探す

  2. 2

    周期を使って指定範囲へ広げる

  3. 3

    不等式は境界の間で成立する側を確認する

  4. 4

    端点、等号、定義されない角を最後に点検する

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