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イントロ

三角関数の相互関係

単位円の一つの点から三つの値を結ぶ

sin、cos、tanは別々の値ではなく、単位円上の同じ点の座標と比です。一つの値が分かれば、恒等式と象限から残りを求められます。

定義

三角関数の相互関係

教科書では
同じ角のsin、cos、tanの間で常に成り立つ基本恒等式です。
言いかえると
単位円上の点P=(cosθ,sinθ)はx²+y²=1を満たすため、sin²θ+cos²θ=1です。また、tanθは縦座標を横座標で割った比です。図から式の由来を確かめられます。
公式

三つの基本関係

単位円

単位円上の終点の座標が満たす三平方の関係。

  • 同じ一般角

正接との関係

cosθ≠0のとき、sinとcosの比からtanを表す。

  • 縦座標と横座標の比
  • 0でない横座標
使うときのコツ

tanを含む式ではcosθ=0の角を除く

解くコツ

平方で絶対値を求めた後、象限を使って正負を決めます。

図解単位円上の点の横成分cosθ、縦成分sinθ、半径1から基本恒等式を示す直角三角形
半径1を斜辺、横成分cosθと縦成分sinθを二辺とする直角三角形を示します。三平方の定理から平方和が1になる過程を図と式で対応させます。
手順

一つの値から他を求める手順

  1. 1

    角がどの象限にあるか確認する

  2. 2

    既知の値を平方和の恒等式へ代入する

  3. 3

    未知の値の平方を求める

  4. 4

    平方根を取り、象限から符号を決める

  5. 5

    必要ならsin/cosでtanを求めて検算する

要点

符号は式だけでは決まらない

sin²θやcos²θは象限にかかわらず非負なので、平方和の式から分かるのは絶対値です。角の象限、または値の符号に関する条件があって初めて正負を決められます。

  1. 1

    平方根には正負の候補がある

  2. 2

    第2象限ならcosは負

  3. 3

    第3象限ならsinとcosは負

  4. 4

    条件がなければ±を残す場合がある

場面
θは第2象限、sinθ=3/5のときcosθとtanθを求める。
順に考えると
sin²θ+cos²θ=1へ3/5を入れるとcos²θ=16/25です。第2象限ではcosが負なのでcosθ=−4/5です。tanθ=(3/5)/(−4/5)=−3/4です。
ここが結論
cosθ=−4/5、tanθ=−3/4。平方根の符号は象限で決めます。
注意

平方根を正だけにしない

確認

確認テスト

Q1

θが第4象限でcosθ=5/13のとき、sinθはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    sin²θ+cos²θ=1は単位円の三平方の関係

  2. 2

    tanθ=sinθ/cosθはcosθ≠0で成り立つ

  3. 3

    平方から分かるのは絶対値

  4. 4

    最後の符号は象限で決める

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