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イントロ

単位円と三角関数の値

終点の座標がsinとcos

半径1の円を使うと、どんな一般角でも三角比を座標として定義できます。終点の横座標がcos、縦座標がsin、縦を横で割った値がtanです。

定義

単位円による三角関数

教科書では
一般角θの終辺と単位円の交点Pの座標を用いて定めるsin、cos、tanです。
言いかえると
P=(x,y)とするとcosθ=x、sinθ=y、tanθ=y/xです。第2・第3象限ではxが負、第3・第4象限ではyが負になるため、値の符号を図から判断できます。
公式

単位円上の座標定義

終点P

単位円上の終点の横座標がcos、縦座標がsinで、cosが0でないとき比がtan。

  • 始辺から終辺までの一般角
  • 終辺と単位円の交点
  • Pのx座標
  • Pのy座標
使うときのコツ

tanは横座標が0の角では定義されない

解くコツ

基準角の大きさを求め、象限からx座標とy座標の符号を付けます。

図解第2象限の単位円上の点からx座標cosθとy座標sinθを軸へ投影する図
第2象限の終点Pからx軸・y軸へ破線を下ろし、横座標cosθが負、縦座標sinθが正になることを示します。回転矢印と基準角も併記します。
手順

値を求める手順

  1. 1

    角を0以上2π未満の同じ終辺の角へ直す

  2. 2

    終辺がどの象限にあるか決める

  3. 3

    x軸との鋭角である基準角を求める

  4. 4

    基本角の絶対値を使う

  5. 5

    象限からsin、cos、tanの符号を付ける

要点

象限ごとの符号

第1象限ではsin、cos、tanがすべて正です。第2象限ではsinだけ正、第3象限ではtanだけ正、第4象限ではcosだけ正です。座標の符号から毎回導けます。

  1. 1

    第1象限はすべて正

  2. 2

    第2象限はsinが正

  3. 3

    第3象限はtanが正

  4. 4

    第4象限はcosが正

場面
θ=5π/6のsin、cos、tanを求める。
順に考えると
5π/6は第2象限で、基準角はπ/6です。π/6の基本値から絶対値はsinが1/2、cosが3/2、tanが1/3です。第2象限なのでsinは正、cosとtanは負です。
ここが結論
sinθ=1/2、cosθ=−3/2、tanθ=−1/3です。
注意

sinとcosの座標を逆にしない

確認

確認テスト

Q1

第3象限に終辺がある角θについて、三角関数の符号の組合せとして正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    単位円の終点はP(cosθ,sinθ)

  2. 2

    tanθはsinθ/cosθで、cosθ=0では未定義

  3. 3

    基準角で絶対値、象限で符号を決める

  4. 4

    一般角の三角関数は数学Iの三角比を自然に拡張する

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