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イントロ

恒等式と係数比較

すべてのxで成り立つ式

等式には、特定のxだけで成り立つものと、どんなxでも成り立つものがあります。恒等式では係数を比べます。 ここでは、形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する流れまで押さえます。

定義

恒等式

教科書では
文字にどんな値を入れても成り立つ等式です。
言いかえると
方程式は条件を満たす値を探しますが、恒等式はすべての値で成り立ちます。両辺が同じ整式なら、同じ次数の係数が一致します。 恒等式では、すべてのxで成り立つため、同じ次数の係数どうしを比べられます。
図解同じ次数の係数をそろえるをカードで整理した図
恒等式は、同じ次数の係数がすべて一致する 図は、考える順番と対応関係だけに絞っています。細かい計算は例題カードで確認します。
要点

解き方の目印

公式暗記より、どの情報を見て次の操作を選ぶかを先に決めます。両辺を展開して整理することから始め、最後に条件と結果を確かめると、解答の根拠が残ります。答えだけを書かず、どの条件を使ったかを一文で残すと、同じ形の別問題でも手順を再現できます。迷ったときは、例題と同じ順に小さく書き出し、最後の一行で答えを確かめます。

  1. 1

    すべての x で成り立つかを見る

  2. 2

    両辺を整理して次数ごとに並べる

  3. 3

    同じ次数の係数を比べる

  4. 4

    1つの値で合うだけでは不十分

手順

進め方

  1. 1

    両辺を展開して整理する

  2. 2

    次数の高い順に並べる

  3. 3

    同じ次数の係数を比べる

  4. 4

    未知の係数を決める

  5. 5

    最後に条件と結果を確認する

場面
ax+b=3x+2 が恒等式になるように a,b を求める。
順に考えると
すべての x で成り立つには、x の係数と定数項がそれぞれ一致します。よって a=3、b=2 です。 両辺を同じ形に整理し、同じ次数の係数を比べます。
ここが結論
特定の x だけでなく、すべての x で成り立つ条件を見ています。 求めた係数を戻して恒等式になるか確認します。次数ごとに縦に並べると、対応を見落としにくくなります。
比較
種類意味使うこと
恒等式すべてのxで成立係数を比べる
方程式特定のxを探す解を求める
数値確認一部だけ確認証明ではない

種類恒等式

意味
すべてのxで成立
使うこと
係数を比べる

種類方程式

意味
特定のxを探す
使うこと
解を求める

種類数値確認

意味
一部だけ確認
使うこと
証明ではない

似た形との違いを先に見ると、使う操作を選びやすくなります。迷ったら、どの条件が成り立っているかを言葉に直します。

注意

1つの値で合っても恒等式とは限らない

確認

確認テスト

Q1

ax+4=2x+b が恒等式なら、正しい組はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    恒等式はすべての値で成り立つ

  2. 2

    方程式とは目的が違う

  3. 3

    係数比較で未知数を決める

  4. 4

    一部の代入だけで判断しない

  5. 5

    形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する

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