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イントロ

現金・債権・棚卸資産・有価証券

現金になるまでの段階と固有リスクを区別する

には現金預金、受取手形や売掛金などの営業債権、商品・製品などの棚卸資産、短期保有の有価証券などがあります。同じ流動資産でも、現金化の速さ、回収リスク、販売の必要性は異なります。

定義
とは、商品やサービスの販売から生じる代金回収の権利です。
見分けるポイント
は直ちに使えますが、は販売を、は必要に応じて売却を経ます。
要点

分類と確認の手順

各科目を現金化までの工程に置き、途中で起こる貸倒れ、滞留、価格変動を確認します。

  1. 1

    現金預金は直ちに支払へ使える範囲を確認する。

  2. 2

    債権は相手先から回収する権利で、貸倒れの見積りにも注意する。

  3. 3

    棚卸資産は販売を経て現金化するため、滞留や評価減を検討する。

  4. 4

    有価証券は保有目的と市場価格の変動可能性を確認する。

図解現金・債権・棚卸資産・有価証券の分類判断を三段階で示す図
現金預金、売掛金、棚卸資産を、現金化の段階と主要なリスクへ対応させています。
場面
現金・債権・棚卸資産・有価証券を貸借対照表から読み取る場面
順に考えると
H社は流動資産600万円のうち商品450万円、現金50万円でした。流動資産合計だけなら大きく見えますが、商品を販売・回収するまで支払いには使えません。内訳を見て換金過程とリスクを区別します。
ここが結論
商品中心の600万円と現金中心の600万円では、直近の支払いへ使える程度が異なると判断できます。
注意

分類の誤解に注意

確認

確認テスト

Q1

流動資産の大半が商品である会社について、現金が多い会社と同じ支払余力だと即断できないのはなぜですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    流動資産の内訳は、現金化に必要な工程と回収・販売・価格のリスクが異なります。

  2. 2

    現金預金は直ちに支払へ使える範囲を確認する。

  3. 3

    棚卸資産は販売を経て現金化するため、滞留や評価減を検討する。

  4. 4

    合計と内訳を対応させ、企業の資金運用と調達を読む。

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