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イントロ

1株当たり・株価・配当指標

企業利益と市場評価・還元を区別する

EPSは1株当たり利益、PERは株価がEPSの何倍か、PBRは株価が1株当たり純資産の何倍かを示す。配当性向は利益のうち配当に回した割合、配当利回りは株価に対する1株当たり配当金の割合である。

定義

利益を1株当たりに換算する

教科書では
とは、当期純利益を基礎に1株当たりの利益を示す指標です。
言いかえると
同じ考え方で:は純資産を1株単位へ換算します。は株価との倍率です。
要点

判断の手順

は利益配分、は株価に対する配当を示す。前段のとは分母を区別する。 最初に株価、EPS、BPS、1株配当を一覧化して分子と分母を対応させる。

  1. 1

    EPS・BPS・1株配当を整理

  2. 2

    株価からPER・PBRを計算

  3. 3

    配当性向と配当利回りの分母を分ける

図解1株当たり・株価・配当指標の計算と判断の流れを、数値・式・解釈の三段階で示す図
財務数値、株価、配当から円・倍・百分率の各指標へ分岐する図です。
場面
個別企業の2期間の財務諸表から1株当たり・株価・配当指標を検討する。
順に考えると
株価1,200円、EPS120円、1株当たり純資産800円、1株当たり配当30円なら、PER10倍、PBR1.5倍、配当利回り2.5%。配当性向は30÷120×100=25%となる。単位も併記する。
ここが結論
EPSと1株当たり純資産は財務数値、PER・PBRは市場の株価も使う。配当性向と配当利回りは、分子が配当でも分母がEPSと株価で異なる。株価の基準日をそろえ、株式分割時は注記を確認する。何倍、何%、何円を必ず添え、市場評価と配当方針を混同しない。 同じEPSでも株価が上がればPERは上がるため、会社数値と市場価格の変化を切り分ける。
注意

低PERや高配当利回りを即断材料にしない

確認

確認テスト

Q1

株価900円、EPS90円のPERはどれか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    EPS・BPSは円、PER・PBRは倍で表す

  2. 2

    配当性向の分母はEPS、配当利回りの分母は株価

  3. 3

    株価の基準日と株式数の変化を確認する

  4. 4

    市場価格の変化と会社の財務数値を切り分ける

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