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イントロ

総資本経常利益率と回転率分解

利益率と資産効率に分解して読む

総資本経常利益率は経常利益を総資本で割る指標で、売上高経常利益率と総資本回転率の積に分解できる。

定義

総資本が生む経常利益を測る

教科書では
とは、経常利益を総資本で割った総合的な収益性指標です。
言いかえると
式から分かること:の積に分解すると、利益率と資本効率を分けて読めます。
要点

判断の手順

①経常利益と総資本の値を確認、②総資本経常利益率を計算、③売上高経常利益率と総資本回転率へ分解する。総資本経常利益率が低下したとき、利益を残せないのか、資産に対して売上が少ないのかを分けて原因を探す。

  1. 1

    経常利益÷総資本を直接計算

  2. 2

    経常利益÷売上高で利益率を出す

  3. 3

    売上高÷総資本で回転率を出す

図解総資本経常利益率と総資本回転率の計算と判断の流れを、数値・式・解釈の三段階で示す図
売上高経常利益率5%と総資本回転率1.5回から7.5%へ分解する図です。
場面
個別企業の2期間の財務諸表から総資本経常利益率を検討する。
順に考えると
利益60、売上高1,200、総資本800なら、売上高利益率5%、総資本回転率1.5回、総資本経常利益率は7.5%。売上高経常利益率5%×総資本回転率1.5回=7.5%となり、式のつながりを確認できる。
ここが結論
回転率低下が遊休資産か投資直後かを区別する。値下げで売上が増えても利益率が下がる場合があり、利益率と回転率の改善策は同じとは限らない。期首と期末の資本が大きく違うときは平均残高の指定を確認し、総資本経常利益率の低下がどちら側かを数値で特定する。
注意

利益名称を別の利益へ置き換えない

確認

確認テスト

Q1

売上高1,000、総資本500の総資本回転率はどれか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    総資本経常利益率は経常利益÷総資本で計算する

  2. 2

    公式名は総資本経常利益率

  3. 3

    売上高経常利益率×総資本回転率で分解

  4. 4

    百分率と回を掛けて直接計算と照合する

  5. 5

    練習では、経常利益÷総資本を直接計算した値と、売上高経常利益率×総資本回転率を掛けた値が一致するか確認する。利益率は百分率、回転率は回であり、回転率をさらに百分率化しない。

  6. 6

    総資本経常利益率の分子は経常利益である。英字略称だけで覚えず、設問の利益名称を確認する。総資本回転率が1.5回なら、総資本の1.5倍の売上高を上げたという数量関係として説明する。

  7. 7

    公式の指標名、分子の経常利益、回転率の単位「回」を三点セットで確認する。

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